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Posted on 2013年12月4日(水) 09:59
一般的にはエンジニアリングウッド(EW材)の事を「集成材」などと呼んでいます。
言葉の通り、いくつかの建材(挽き板、ベニヤ、削片など)を接着して成形した材料になります。
無垢材に比べて、品質の安定性が高く、通常の製材に比べて構造強度が高いことも特徴の一つです。
そのためエンジニアリングウッド(集成材)は、柱や梁などの躯体部分に広く利用されています。
素人目では、無垢材に比べて集成材の方が安っぽいようなイメージがありますが、実際には建材ごとのメリットデメリットを踏まえて採用すると良さそうです。
集成材を使うとシックハウス症候群が気になる方もいるかもしれませんが、その点は建材メーカーもきちんと対応しています。
集成材に使用されている接着剤は大きく2種類あり、「レゾルシノール系樹脂」と「水性高分子イソシアネート系樹脂」があります。
前者の「レゾルシノール系」にはホルムアルデヒドが含まれていますが、後者の「水性高分子イソシアネート系」にはホルムアルデヒドが含まれていません。
そのためホルムアルデヒド発散量を示す表示も、F☆☆☆☆と安心レベルになっています。
建物に対するシックハウス症候群に過敏に感応する人も中にはいます。
それゆえに無垢材を好んで採用する事例もありますが、実際には無垢材にもホルムアルデヒドが含まれていたりします。
無垢材=大丈夫、というのではなくてきちんと確認することが最重要と考えられます。
集成材もF☆☆☆☆のものであれば、安心して利用できると思います。
エンジニアリングウッドは、限りある資源を有効に利用するために生まれた資材です。
便利な物を利用しない手はないといえそうです。
但し、梁などを見せるような構造にはエンジニアリングウッド(集成材)は向いていないかもしれません。
成形が整ったエンジニアリングウッドよりは、自然な無垢材の風合いの方が見た目の暖かみがあります。
ポイントを抑えて選んでいくと、いい物ができそうですね。
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Posted on 2013年11月2日(土) 09:00
住宅用リフォームの定義は、現在非常にあいまいになってきています。 部屋を増築することや全面改修することなどもリフォームと言われたりしています。
リフォームとよく似た言葉に「リノベーション」や「増改築」といった言葉があります。 どの言葉も住宅を今の状態から違う状態にすることに変わりはありませんが、消費者として知っておかないといけないこととしては、言葉に踊らされないことです。
何か今までと違った「言葉」や「キーワード」を聞くと、思考が前向きになりがちで何かを期待する思考に傾く傾向が見られます。
その人間の心理をうまくついて、消費を促そうと各種団体は巧みな言葉を使ってきます。 しかし、たいていの場合は新しい言葉でもその中身は既存の技術であったりすることが多いですし、結果としては大差ない場合が多く見受けられます。
同じようなニュアンスの言葉に「工務店」「ハウスメーカー」「建売業者」などがあります。 どの言葉からも“家”が想像されますが、頭に浮かんでくる家の形は違うと思います。 しかし、小さな工務店でもモダンでオシャレな家を建てられる会社はたくさんありますし、ハウスメーカーといってもローコストのハウスメーカーはたくさんあります。 このように“言葉”から自身の経験に基づいてイメージして、選択を絞っていくと結果的にうまくいかないケースがあります。 大切なことは、表面的な言葉でイメージしすぎないことです。
リフォームという言葉も現在、日本ではずいぶん浸透してきました。 しかし、それはお風呂を交換したりキッチンを交換することだけがリフォームではありません。 自分たちが安心して、気持ちよく住めるように建物を維持することがリフォームといえそうです。 住宅補修や修理、増改築もリフォームと考えてよいでしょう。 お部屋のカーテンを交換することや照明を交換すること、収納を改造すること等も生活を前向きにしてくれます。 それぞれの家庭に適した、その時々に適した家づくりをしていくが“リフォーム”の心髄かもしれませんね。
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Posted on 2013年10月31日(木) 09:00
某テレビ局のリフォーム番組に「ビフォーアフター」という番組があります。 その番組内では、問題を抱える家をリフォームの匠が 可憐に変身させて視聴者を驚かせます。 誰もがいいな、リフォームの匠ってかっこいいな、と思われることでしょう。 “匠”というと特別な感じがしますが、実は全国にも匠レベルのリフォーム業者さんはたくさんいます。
“匠”の定義はあいまいですが、要は、住み手のかかえている問題を解決して、プラスαで住みやすい家づくりを実現してくれる人のこと、といえそうです。 相手の話をきちんと聞き、相手の立場にたって物事を考えられるリフォーム業者さんは、みんな“匠”といっても過言ではないように思います。 依頼主とリフォーム業者さんの間で信頼関係が築かれれば、ほとんどの場合でリフォームが成功します。
しかし、依頼主が過剰に警戒したり、過度の値段を値切ってくるようではリフォーム業者さんといい信頼関係は築けません。 テレビのビフォーアフターの場合は、依頼主がまず匠を全面的に信頼している、という前提でリフォームが進みますので、少々イメージと違ったり、気になる点があってもまあいいか、で済まされます。 しかし、町のリフォーム店さんは最初から依頼主と信頼があるわけではないので、お互いの信頼関係を気付くのには少し時間がかかると言わざるをえません。 そのため、いきなり何社かと相見積もりをしたり、最初にきた見積書を他の業者さんに見せて値段交渉をするようなやり方では、いくらリフォームの匠であっても本領が発揮されないと考えられます。 リフォーム業者さんの持っている技術や知識は少し時間をかけないと我々素人には理解できないものです。 まずリフォームを思い立ったら、相談から始めてみてはいかがでしょうか。 その結果で、リフォームする・しないを明確に判断して、決断すると失敗のしないリフォームができると思います。 最後に、“匠”=“神”ではないことだけ注意を促します。
いろいろとリフォーム業者さん選びには悩むこともあるかと思いますので、当社であればしっかりとお客様のご要望にお応えできるように親身にリフォーム相談に乗らせていただきますので、お気軽に当社までお問い合わせ下さい!
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