【外壁、屋根】カバー工法リフォームのメリットデメリット
Posted on 2014年4月15日(火) 09:21
住宅リフォームにおいて効率的なリフォームとして「カバー工法」が有名です。カバー工法は、屋根や外壁のリフォームとして利用されています。
屋根の場合では、従来は古くなった屋根を撤去して、屋根をふき替えていました。しかし、近年はいらなくなった屋根の廃棄処分費用もばかになりません。そのようことから、既存の屋根の上に、新しい屋根を設置して、屋根の機能と美観を維持する、ということで広く利用されています。
【カバー工法のメリット】
リフォームにかかるコストも、葺き替えに比べると安く済みますし、工事の期間も短く生活に支障をきたす範囲を最小限にできます。
外壁についても屋根と同様で、既存の壁の外側から新しい壁を設けることで、家の美観と機能を維持することができます。また外壁においては、断熱材内蔵のカバー工法用壁材も販売されており、家の断熱化も併せて行うことができるようです。
【カバー工法のデメリット】
但し、実際の断熱効果は本格的な断熱工事に比べて劣るケースが多いので、その点は事前に把握しておく必要があります。
一見するとカバー工法は、便利で効果的なリフォーム手段の様に感じますが、デメリットもあります。
屋根の場合では、屋根の下地が雨漏りなどで腐食していてもそのまま上から新しい屋根を施工するようになります。屋根の下地の強度が下がっているまま、今後も長く使うようになるので、不安は残ります。
またカバー工法用に使用する屋根は軽いといっても、今よりは重量が増えます。建物の耐震性にも影響してきますので、現状の家の耐震性を把握した上で施工する必要があります。
屋根屋さんに直接工事を依頼した場合は、耐震性の事までいちいち親切にアドバイスしてくれないケースの方が多いです。安いからといって、安易に工事発注することは危険ですよ。
外壁の場合も屋根と同様で、壁の下地が傷んでいても、そのままカバー工法をすると壁の強度に一抹の不安は残ります。
予算に余裕があるならば、カバー工法でなく葺き替えの方が家にとっては良い結果になります。
屋根や外壁のリフォームをお考えの方は是非一度弊社までご相談下さい。
カバー工法か従来工法が良いのかのアドバイスや、予算に応じたリフォームプランのご提案をさせていただきます
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カバー工法も魅力的ですけど、根本的な問題解決しないのは気になりますよね。