アルコーブの有効活用で広々空間
Posted on 2013年11月14日(木) 09:45
「アルコーブ」という言葉は、住宅用語で意味をきちんと理解している人は少ないと思います。 壁の一部をくぼませた空間の事をアルコーブといいますが、国内では主に二つの場合で用いられます。 マンションの共有廊下に玄関ドアが並ぶ場合に、玄関ドアを共有廊下から引っ込ませる方法も“アルコーブ”といいます。
廊下を歩く人と玄関から出入りする人のストレスをなくすために、アルコーブ構造になっているようです。 一戸建て住宅や学校など大型建造物にもアルコーブは用いられて、一戸建ての場合はアルコーブをベッドルームにしたり、学校などの場合はミーティングルームにするようです。 ベッドルームとして使用する場合は、部屋とは違う孤立した空間になるため、独特の演出をすることができます。
ロフトに似たような感じになります。 アルコーブの反対側の部屋も使い方次第で、収納を増やすことができるので、部屋作りの手法の一つとして知っておくと良さそうですね。
最近では薄型テレビを壁に設置する時に、アルコーブを用いるケースが目立ちます。 テレビより一回り大きいサイズで壁をへこましていて、そこに電源やテレビケーブルなどが用意されています。 このことで、リビングをより広く見せたり、テレビ台を置く必要がなくなり部屋をすっきり見せることができます。 また壁の下の方にアルコーブを作って、蓄熱暖房機を設置するケースも見受けられます。 このようにリビングの空間を有効に利用したり、違和感なく各種装置をリビングに設置する時にアルコーブは有効な手段となります。 リビングや寝室のリフォームをする際には、参考にしたい建築技法になります。 但し、注意しないといけないことは、一度作ったアルコーブは簡単に変えられないことです。 大きさは特に、電源やその他配線関係も変更するとなるとお金がかかってしまいます。 そのためアルコーブの設置には、使用目的を明確にして設計する必要があります。 テレビなどは、設置する大きさに限りがでてきますので注意が必要です。 もし、少しでも部屋を広くしたいとお考えの方は、アルコーブを利用して、テレビを壁の中に入れてしまうという方法もありますので、そういった方法をお考えの方も、お気軽に当社までご相談下さい。
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アルコープなんて始めて聞きました。聞きなれない言葉ですが、結構重要な部分ですよね。
色々と使い道もたくさんありそうだし。