ガルバリウム鋼板のメリットデメリット
Posted on 2013年10月5日(土) 14:28
最近住宅の屋根や壁によく使われている「ガルバリウム鋼板」ですが、なんとなくイメージではわかっていても、きちんとした情報をお持ちの方は少ないようです。すこしガルバリウム鋼板自体にも触れながら、メリット・デメリット、採用事例などを見ていきたいと思います。
まずガルバリウム鋼板が開発されたのは近年で、1972年にアメリカで開発されました、素材には亜鉛とアルミニウム、鋼板で製造されています最大の特徴は、防食性(錆びにくい)で表面のメッキ被膜の寿命は塩害地域で約15年、田園地帯で約25年以上となっています。また加工にも耐えられる鋼板のため、円径などにも加工されています。
そして金属の見た目もきれいで、それらの特徴から住宅用の屋根材や外壁材、雨どいやベランダ回りなどの雨が濡れるところに使われるようになりました、
ガルバリウム鋼板自体の重量も軽く、屋根に使用する場合では瓦屋根の約1/9、カラーベストの約1/4の重量しかなく、建物の耐震化に一役買っています。このことは新築時においては有効に働き、躯体の簡素化とコスト削減にもつながります。そのため最近の新築では、積極的にガルバリウム鋼板の屋根が採用されてきています。
注意点としては、金属製の材料なので、遮音性が乏しいのが弱点です。そのために屋根材として使用する場合には、遮音材か断熱材などで音の対策をする必要があります。
材料自体のコストは、少し割高になります。屋根の場合は、カラーベストなどに比べると1.5倍ほどしますし、外壁に利用した場合も吹き付け塗装仕上げの壁に比べると割高になります。壁にガルバリウム鋼板を使用する場合は、職人さんの技術が必要になります。窓枠部分や壁の曲がりに合わせて加工が必要になります。ガルバリウムの壁の特徴に、コーキングが使われない、という特徴があります。
サイディングの壁に比べてメンテナンスの頻度が少なく、楽に家を維持することができます。今後も住宅用の素材としてドンドン活躍していきそうです。
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