【注意】構造用合板のホルムアルデヒド問題と対策
Posted on 2014年5月29日(木) 09:02
【構造用合板とは】中古住宅を取得してリフォームを行う際に知っておきたいこととして「構造用合板のホルムアルデヒド」があります。
構造用合板は、壁紙の下地や天井の材料として利用されます。
一般的に中古住宅の内装リフォームは、表面のクロスの張り替えだけを行うケースがほとんどですが、実は構造用合板も併せて交換しておく方が安心できます。
【構造用合板のホルムアルデヒド問題】
現在のホルムアルデヒド発散基準が設けられたのは、平成15年になります。平成9年にもホルムアルデヒドの指針は策定されていましたが、建築基準法には落としこまれていませんでした。
そのため、平成15年までの住宅資材、構造用合板には基準値の高い材料が使用されていた可能性はあります。
それでも気密性が低ければシックハウス症候群のような被害にあう事はありませんが、リフォームによって気密性の高い家を作ると状況は変わってくるかもしれません。
室内の戸、窓、コンセント、照明器具等一つ一つの部品が昔に比べると気密性が高く、室内の空気も循環しにくいと考えられます。
そのためにせっかくリフォームしたのに、くしゃみや目のかゆみなどで悩まされるケースもあります。
クロスや床を張り替えるならば、どうせなら下地の構造用合板も現行の建築基準法に適した建材に交換することが好ましいと考えられます。また合わせて断熱材の施工も行うと、より一層住みやすい家に変わっていきます。
【構造用合板の耐震性】
構造用合板については、時々耐震壁(耐力壁)と同じようなニュアンスで説明されたり、現場で用いられることがあります。
確かに構図用合板は丈夫で作りもしっかりしていますが、主な利用目的は建物の床や天井、壁等の下地になります。
耐震目的であれば構造用合板を用いなくても筋交いを入れることによって、大幅に改善されます。軸組在来工法であればコスト的にも、筋交のたすき掛けで十分なようです。
このあたりの耐震性については、建物によって微妙にニュアンスが変わってきますので、ご自宅の耐震性にご興味のある方は是非一度弊社までご相談下さい。
お客様のご自宅の状況やご予算に合わせたリフォームプランを無料にてご提案させていただきます。
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構造用合板ってよく劇的ビフォーアフターで登場しますよね。聞き覚えがありました!